鳥が歌う


神のいたこの地で…



また、鳥たちは歌う





そこに
小さな侵入者




本当は
一緒に歌いたい


みんなと一緒に
笑いたい


みんなと一緒に
生きたい



こんな醜い自分でも

いつか、誰かが





愛してくれるかも
しれない…






そんな事を言っていた


小さな侵入者は


この地で歌う




一人では、無く




たくさんの鳥たちと





瞳を閉じると、
彼等の歌声が蘇る


「次に行こうか」


彼の言葉に
笑顔で頷いた