「え、うそ、これって」
ポケットから出てきたのは、探していた口紅と携帯番号の書かれた紙だった。紙には『080-XXXX-XXXX これ見たらすぐ連絡して。木崎』と書かれてある。
動揺して紙を握る力を強くしてしまって、紙に皺が寄ってしまった。
足早にトイレの前まで移動して、心臓がどくどく鳴っているのを痛いほど感じながら打ち間違いのないように慎重に番号を入力する。
発信キーを押す手が、緊張で冷たくなっているのがわかる。数秒のコール音でさえもやけに長ったらしく感じた。
そして突如、コール音が切れる。
『もしもし』
「あっ、木崎くん?私、水篠です」
『水篠?あーよかった。もう無理かもって諦めてたから』
電話越しに聞こえる木崎くんの声は、少し低かった。
勢いのままに電話したはいいものの、何を話すかなんて全く考えてなかったから思いのほか早く電話に出た木崎くんに焦る。
「あ、、えっと。そう、今日!本当にありがとう!お仕事頑張っててすごいなって尊敬したよ」
しどろもどろに吐き出したそれはあまりに拙くて、やっぱり私って決まらないなと落ち込む。
ポケットから出てきたのは、探していた口紅と携帯番号の書かれた紙だった。紙には『080-XXXX-XXXX これ見たらすぐ連絡して。木崎』と書かれてある。
動揺して紙を握る力を強くしてしまって、紙に皺が寄ってしまった。
足早にトイレの前まで移動して、心臓がどくどく鳴っているのを痛いほど感じながら打ち間違いのないように慎重に番号を入力する。
発信キーを押す手が、緊張で冷たくなっているのがわかる。数秒のコール音でさえもやけに長ったらしく感じた。
そして突如、コール音が切れる。
『もしもし』
「あっ、木崎くん?私、水篠です」
『水篠?あーよかった。もう無理かもって諦めてたから』
電話越しに聞こえる木崎くんの声は、少し低かった。
勢いのままに電話したはいいものの、何を話すかなんて全く考えてなかったから思いのほか早く電話に出た木崎くんに焦る。
「あ、、えっと。そう、今日!本当にありがとう!お仕事頑張っててすごいなって尊敬したよ」
しどろもどろに吐き出したそれはあまりに拙くて、やっぱり私って決まらないなと落ち込む。



