「だけど、本当は優しくて、ただ接し方を知らないだけの魅力的な男性だったり」
「魅力的?」
和臣さんの戸惑った声ではっと気が付きます。
「あ、えっと、ロマンス小説に出てくる男性の話です。その、デートするときはやっぱりどこへ行くのか、内緒にしたいなら、どんな服装で来てほしいとか、ちょっとは教えてあげたほうがいいかも。おいしいパスタの店と行って連れて行って、小麦粉アレルギーだったら台無しですし……。海に行って、泳げなかったら台無しですし……」
女性の場合は、体をあまり動かしたくない日がある場合もありますし。
次の日の予定に合わせてあまり遅くに帰りたくないとか疲れるようなことはしたくないとかもあるでしょうし。
「あとは、あれだなぁ。飲食店ならトイレは男女別の店を選んだほうがいい」
「なんか、勉強になる話してるなぁ」
丸山さんともう一人も会話に参加し始めた。
「初夏はどう思う?初デートではどういう店に行きたい?」
初夏ちゃんがほほを染めた。
「ど、どこへでも。好きな人と一緒なら……あの、でも、風が強いところだと……大変かな……」
うわぁ、青春です。
「だねぇ、せっかくセットした髪の毛がぼっさぼさとか……」
菜々さんがくるんと巻いた髪の毛を持ち上げました。
和臣さんはうんうんと頷いて聞いています。
「わかった。例えば、結梨絵さんだと字幕映画に誘わないほうがいいってことだよね?字幕が見えないから」
菜々さんがあちゃーと額を押さえています。
「そういうことじゃない……字幕映画の問題じゃなくて、映画の選び方の問題なんだけどね……」
「あ、今日は忘れてしまいましたけれど、コンタクトをはめれば字幕もちゃんと見えますよ?」
口に出してからしまったと思い、慌てて言葉を続けます。
これじゃぁ、字幕映画に誘ってくださいって遠回しに言っているみたいじゃないですか。
「初夏ちゃんは、どんな映画が好きなんですか?」
話題を変えるために、早口で別の人に質問をぶつけます。
「私は洋画よりも邦画が好きなんです。字幕を読むのが遅いので……」
初夏ちゃんの言葉に同意するように、丸山君が口を開きました。
「あー、分かる。吹き替えよりは字幕で見たいけど、俺も字幕のスピードについていけないことあるから。見逃さないように瞬きしないと目が乾くし」
ふふふ。二人は順調です。
「魅力的?」
和臣さんの戸惑った声ではっと気が付きます。
「あ、えっと、ロマンス小説に出てくる男性の話です。その、デートするときはやっぱりどこへ行くのか、内緒にしたいなら、どんな服装で来てほしいとか、ちょっとは教えてあげたほうがいいかも。おいしいパスタの店と行って連れて行って、小麦粉アレルギーだったら台無しですし……。海に行って、泳げなかったら台無しですし……」
女性の場合は、体をあまり動かしたくない日がある場合もありますし。
次の日の予定に合わせてあまり遅くに帰りたくないとか疲れるようなことはしたくないとかもあるでしょうし。
「あとは、あれだなぁ。飲食店ならトイレは男女別の店を選んだほうがいい」
「なんか、勉強になる話してるなぁ」
丸山さんともう一人も会話に参加し始めた。
「初夏はどう思う?初デートではどういう店に行きたい?」
初夏ちゃんがほほを染めた。
「ど、どこへでも。好きな人と一緒なら……あの、でも、風が強いところだと……大変かな……」
うわぁ、青春です。
「だねぇ、せっかくセットした髪の毛がぼっさぼさとか……」
菜々さんがくるんと巻いた髪の毛を持ち上げました。
和臣さんはうんうんと頷いて聞いています。
「わかった。例えば、結梨絵さんだと字幕映画に誘わないほうがいいってことだよね?字幕が見えないから」
菜々さんがあちゃーと額を押さえています。
「そういうことじゃない……字幕映画の問題じゃなくて、映画の選び方の問題なんだけどね……」
「あ、今日は忘れてしまいましたけれど、コンタクトをはめれば字幕もちゃんと見えますよ?」
口に出してからしまったと思い、慌てて言葉を続けます。
これじゃぁ、字幕映画に誘ってくださいって遠回しに言っているみたいじゃないですか。
「初夏ちゃんは、どんな映画が好きなんですか?」
話題を変えるために、早口で別の人に質問をぶつけます。
「私は洋画よりも邦画が好きなんです。字幕を読むのが遅いので……」
初夏ちゃんの言葉に同意するように、丸山君が口を開きました。
「あー、分かる。吹き替えよりは字幕で見たいけど、俺も字幕のスピードについていけないことあるから。見逃さないように瞬きしないと目が乾くし」
ふふふ。二人は順調です。


