「あんたは何を持ってきたのよ、え?松の実?松って、実がなるの?え、どんな味?気になる!」
菜々さんはそのままパカっとプルトップを開けて缶をひっくり返して中身を皿に出します。
「見た目はナッツ系……」
二人のやり取りに、ちょっと胸の奥がぎゅっとなるのです。
そうだ。私じゃないのです。
和臣さんが一番親しいのは、この中で菜々さんです。
……女性恐怖症気味だと言っていたけれど、菜々さんとは付き合っている?付き合っていた?んですよね?
あれ?なんで合コンにこの間は来たのでしょう?
私はメンバーが足りないと言われたのですが、もともと男性陣は人数多かったからメンバーが足りなくて引っ張りだされたわけじゃないですよね?
女性が苦手で合コン?
菜々さんと付き合っているのに合コン?
あ、最後のは空想ですけど。
……。喧嘩でもして、当てつけで参加したとかでしょうか?
小さく首を振る。どうでもいいのです。
どうして、私は二人の事情をいろいろ想像しているのでしょう!
せっかくの未知なる缶詰を楽しまなくちゃなのです。
「温めてくるよ」
和臣さんが両手に皿を持って電子レンジに向かった。
「結梨絵ちゃんは何を選んだの?」
「うん、サンマ。和臣さんにサンマが食べたいって伝えてくれたんだね、ありがとう」
空き缶を菜々さんに見せる。
「おお、味噌カレーサンマ?何それ、味噌とカレーって合うの?こっちはマスタード?サンマで洋風アレンジは思いつかなかった」
「うん、どんな味なのか楽しみ。このお店面白いよね。和臣さん、お店選び上手ね」
菜々さんが複雑な顔を見せる。
「なんか、結梨絵ちゃんが和臣さんとか言ってるの聞くと変な感じ」
「え?」
「ううん、何でもない。直接本人を褒めてあげて。そういうこと、言われなれてないから」
「あ、うんそうだね。なんか丸山さんに女性のことを考えて店を選べと注意されたみたいですし……」
菜々さんがふふっと笑いました。
「まぁ注意してくれる友達がいてよかったよねーって話だよね。1回目や2回目のデートでこういう店連れてこられても、ちょっと引くでしょ」
「そうかな?」
首を傾げる。
「行ったことのないところに連れていってもらえて、そこが楽しいところなら、引くどころか次はどこに連れて行ってもらえるのかと思うとまた会いたくならないですか?」
菜々さんはそのままパカっとプルトップを開けて缶をひっくり返して中身を皿に出します。
「見た目はナッツ系……」
二人のやり取りに、ちょっと胸の奥がぎゅっとなるのです。
そうだ。私じゃないのです。
和臣さんが一番親しいのは、この中で菜々さんです。
……女性恐怖症気味だと言っていたけれど、菜々さんとは付き合っている?付き合っていた?んですよね?
あれ?なんで合コンにこの間は来たのでしょう?
私はメンバーが足りないと言われたのですが、もともと男性陣は人数多かったからメンバーが足りなくて引っ張りだされたわけじゃないですよね?
女性が苦手で合コン?
菜々さんと付き合っているのに合コン?
あ、最後のは空想ですけど。
……。喧嘩でもして、当てつけで参加したとかでしょうか?
小さく首を振る。どうでもいいのです。
どうして、私は二人の事情をいろいろ想像しているのでしょう!
せっかくの未知なる缶詰を楽しまなくちゃなのです。
「温めてくるよ」
和臣さんが両手に皿を持って電子レンジに向かった。
「結梨絵ちゃんは何を選んだの?」
「うん、サンマ。和臣さんにサンマが食べたいって伝えてくれたんだね、ありがとう」
空き缶を菜々さんに見せる。
「おお、味噌カレーサンマ?何それ、味噌とカレーって合うの?こっちはマスタード?サンマで洋風アレンジは思いつかなかった」
「うん、どんな味なのか楽しみ。このお店面白いよね。和臣さん、お店選び上手ね」
菜々さんが複雑な顔を見せる。
「なんか、結梨絵ちゃんが和臣さんとか言ってるの聞くと変な感じ」
「え?」
「ううん、何でもない。直接本人を褒めてあげて。そういうこと、言われなれてないから」
「あ、うんそうだね。なんか丸山さんに女性のことを考えて店を選べと注意されたみたいですし……」
菜々さんがふふっと笑いました。
「まぁ注意してくれる友達がいてよかったよねーって話だよね。1回目や2回目のデートでこういう店連れてこられても、ちょっと引くでしょ」
「そうかな?」
首を傾げる。
「行ったことのないところに連れていってもらえて、そこが楽しいところなら、引くどころか次はどこに連れて行ってもらえるのかと思うとまた会いたくならないですか?」


