眼鏡をかけてなくて人の顔がよく見えなかったというのもあるけど。料理の記憶と、料理のことを話をした人の記憶しかない。
「あはは、結梨絵ちゃんは、合コン目的じゃなかったもんね。私がメンバー足りなくて引っ張っていっただけだから。っていうか、帰り際、酔っぱらっちゃって話もできなくて、お礼も言えなくてごめんね。助かったよ、本当に。っていうか、そうか。料理の記憶しかないのかぁ。気になる人はいなかった?」
「気になるといえば……」
菜々さんが心もち身を乗り出しました。
「初夏さんと丸山君はどうなったんですか?」
菜々さんががくっと膝を落とした。
あれ?私変なこと言ったかな?気になりますよね?そのための合コンだって言ってましたし。
「なんとか連絡先交換にこぎつけたので、そこから先は本人次第かなー。とはいえ、初夏から連絡とるのはむつかしそうなんで、次の飲み会の幹事を二人に頼んだの。いつどこでとか連絡取り合ううちに仲良くなればいいなぁと……」
「飲み会?合コンじゃなくて?何が違うの?」
「あー、世間ではどう言うか知らないけど、合コンは男女の出会いの場。今度は、知らない人間なし。知ったメンバーばかりが合うから、飲み会。出会いはないんだよね。結梨絵ちゃん、来てくれないかな?」
「合コンじゃなくて、飲み会ですか……」
それなら、私が参加しても失礼じゃないですよね?
いや、でも……。
「学生じゃないのに……」
おごってもらったんですよね。そう、何度も学生のふりしておごってもらうなんて良心が痛みます……。
この間は急にメンバーがいなくなって困っている菜々さんのためにと思ったけれど。あ、もちろん少しは夕飯代が浮くからっていう気持ちもありましたけど……。
今回は、学生じゃない私が参加すること前提なのですよね……。
「あー。いいよ、その辺は特に説明しなくて。向こうが勝手に勘違いしてるだけで、こっちが嘘ついたわけじゃないし。偽学生だとか言われることもないから大丈夫だよ」
に、偽学生……。
「偽学生とかを心配してるんのではなくて、社会人だから学生にお金を使わせないっておごってもらったでしょう?私も社会人だから、その心苦しいというか……」
バンバンバンバン。
痛たた。菜々さんが勢いよく私の背中をリュックの上から何度も叩きます。
「あはは、結梨絵ちゃんは、合コン目的じゃなかったもんね。私がメンバー足りなくて引っ張っていっただけだから。っていうか、帰り際、酔っぱらっちゃって話もできなくて、お礼も言えなくてごめんね。助かったよ、本当に。っていうか、そうか。料理の記憶しかないのかぁ。気になる人はいなかった?」
「気になるといえば……」
菜々さんが心もち身を乗り出しました。
「初夏さんと丸山君はどうなったんですか?」
菜々さんががくっと膝を落とした。
あれ?私変なこと言ったかな?気になりますよね?そのための合コンだって言ってましたし。
「なんとか連絡先交換にこぎつけたので、そこから先は本人次第かなー。とはいえ、初夏から連絡とるのはむつかしそうなんで、次の飲み会の幹事を二人に頼んだの。いつどこでとか連絡取り合ううちに仲良くなればいいなぁと……」
「飲み会?合コンじゃなくて?何が違うの?」
「あー、世間ではどう言うか知らないけど、合コンは男女の出会いの場。今度は、知らない人間なし。知ったメンバーばかりが合うから、飲み会。出会いはないんだよね。結梨絵ちゃん、来てくれないかな?」
「合コンじゃなくて、飲み会ですか……」
それなら、私が参加しても失礼じゃないですよね?
いや、でも……。
「学生じゃないのに……」
おごってもらったんですよね。そう、何度も学生のふりしておごってもらうなんて良心が痛みます……。
この間は急にメンバーがいなくなって困っている菜々さんのためにと思ったけれど。あ、もちろん少しは夕飯代が浮くからっていう気持ちもありましたけど……。
今回は、学生じゃない私が参加すること前提なのですよね……。
「あー。いいよ、その辺は特に説明しなくて。向こうが勝手に勘違いしてるだけで、こっちが嘘ついたわけじゃないし。偽学生だとか言われることもないから大丈夫だよ」
に、偽学生……。
「偽学生とかを心配してるんのではなくて、社会人だから学生にお金を使わせないっておごってもらったでしょう?私も社会人だから、その心苦しいというか……」
バンバンバンバン。
痛たた。菜々さんが勢いよく私の背中をリュックの上から何度も叩きます。


