一葉が倒れたと聞いた時は

またって言葉が頭をよぎったが

疲れから来ているだけだった

いや、疲れだとしても

俺は一葉に無理をさせていたのかもしれない

蒼樹から鷺沼双子の兄貴に会う予定だったって聞いた

楽しみにしすぎて自分の体の限界を忘れていたのか…

春樹「あ、弥斗」

俺「どうした?春樹」

春樹「一葉の様子見に来たんだ」

俺「あぁ…さっき寝たよ」

春樹「また1人で溜め込んでるんだろうな」

俺「そうだろうな…琥隆のこともあるだよう」

春樹「あいつが帰ってくるまでは俺らでちゃんと守らねぇとな」

俺「そうだな…」