仕事を終え支度をしていると、ラフレシア君が姿を現す。


「どうだったんだ?」

「何がだ」

「設営だよ」

「失敗は無い」

「タビビト君は?」

「意味が分からない」

「どう思った」

「さあな」

「隠すのは無駄だぞ」

「何をだ」

「分かるからな。わしには」

「そうかい」


おれは未だに見つからない夢の世話を続けている。



f i n