求人情報誌を眺める。


「おっ、この仕事なんか良いんじゃないか?」

「そんな気分じゃない」

「これは仕事だろ」

「だからと言って」

「体力だけは有り余っているんだから」

「失礼だな」

「そっち方面にも目を向けてみるのは」

「気が向いたらな」

「逆に手先を使う作業も合っているかもしれないな」

「探してみるよ」

「よし。偉いぞ」

「探すだけな」

「分かってるって」

「どうだか」