志岐さんと夏目くん



夏目くんにも吐露(とろ)した不安を、小日向くんにも言う。

まぁでも……きっと小日向くんも、夏目くんと同じようなことを言うんだろうな。



「別に悪いことをしてるんじゃないし、普通にしときゃいいんじゃね?」



ほら、やっぱり。

気の合う二人だから、絶対に似たようなことを言われると思ってた。



「……それ、夏目くんにも言われたなぁ……」

「だろうねぇ。 さ、会計しちゃおうかー。 あんまり遅くなると馬場ちゃんに怒られるし」

「うん」



カートに入れてた大量のペットボトルやお菓子をレジに通し、お金を支払う。

会計が済んだ商品を分担して持ちながら、私たちはスーパーを出た。






「自転車で来ててよかったね」

「な。 でもさすがに、バランス取るのヤバそうだから押して帰るか」

「うん」



クラスメイトから借りてた自転車のカゴと荷台に、ペットボトルを積む。

お菓子の入った袋はハンドルにかけた。


さすがにこの量を詰んだ状態で自転車を走らせるのは危険すぎる……。