「そんでさ~、もう気になっちゃうじゃん?こいつもしかして龍音とかに入ってんのかなって。それであいつがいない時に部屋見たらさ、出てきちゃったんだよねぇ。龍音の特攻服。いや~、笑ったよ。まさかこんな近くにいたなんて」


笑いながら言うやつにイライラしてくる


こいつの名前は何


弟って誰



「あ、俺の名前言ってなかったね~。俺の名前は、三嶋 和也で~す!どう?弟分かった??」


三嶋?


聞いたことない


「三嶋なんて名前はうちにはいない」


「あっれ~?あ、そうか。ごめんごめん。あいつ名字変わってるんだった。今は中堂だよ~。」



中堂?



って、え?




「あ、分かった?知ってるでしょ、中堂 和樹」



うそ、こいつが和樹の兄?


でも和樹はたしか一人っ子って言ってた


「俺あいつからめちゃくちゃ嫌われててさ~、まぁ昔から悪さばっかりしてた俺が悪いんだけどね〜。ってもうこんな話いいか~。きっとあいつにも今頃話がいってるはずだよ〜。あいつを見つけたら"お前のせいで情報漏れたんだよ"って伝えとけって全メンバーに言ってあるからね〜。」



何言ってんのこいつ


頭おかしいんじゃないの


なんかもう相手にしてらんない



「かかってきなよ」


「え~、始めちゃう~?始めちゃおっか~。でもさ、その人数で俺たちに勝てるの~」



今の私たちの人数は全幹部合わせて20人ほど


対して青楼は確認できるだけで100人以上




だけどそんなの関係ない


だって私たちは世界No.1〜4までの幹部以上


負けるはずがない