扉に手をかけて勢いよく開ける
視線の先にはこちらに背を向けテレビ横の棚を漁っている男
誰、、、?
動きを止めてじっとしている
「、、、誰」
私の言葉にそっと立ち上がった
思わず後退るが心を落ち着かせる
大丈夫。私は強いんだから
「、、、誰なの。人の家で何してるの」
ふざけているのか、ゆっくりと振り返る男
だけどフードを被っているしマスクもしているため顔が分からない
「久しぶりだね」
低い声
聞いたことない
それに多分30歳は超えてと思う
でもこの人知らない
「今すぐ出てって。じゃないと警察呼ぶから」
「それは困るなぁ」
そう言ってマスクを外した男
だけどフードで顔が見えない
なんかムカついてきた
「顔見せるなら早く見せろよ。うざい」
「こっわ。さすが龍音さん」
なんでこいつ知ってんの?
族の人間?
「誰なの」
「俺だよ。俺」
「オレオレ詐欺?」
「いや違うでしょ」
そう言って笑う男
「まじで誰」
「だから俺だって」
フードを外しこちらを見てきた

