「玲夜たちと会いたいんだけど」



「だからもういないんですよ、、」



「そんな冗談いいからさ。どこにいるの?」



「冗談だったら!!!!冗談だったらどんなに嬉しいことか!!!!!」





泣き叫ぶ和樹を見て嘘じゃないんだと思った




「なんで?なんで私だけ助かったの?だってみんなは私より後ろにいたんだよ??」




そう言ってさっきテレビで見たことを思い出した




私だけ運良く工事中のとこに飛ばされたんだっけ






なにそれ。





「私も死ねばよかったのに」







バチンッ!!!!






「何言ってんすか!!!みなさんが病院に運ばれて次々と亡くなる中、姫さんだけは生きてたんです!!それに!!姫さんまで死んじゃったら誰が龍音動かすんですか!!!玲夜さんたちの分も姫さんが生きなきゃ!!」





叩かれた頬が痛い





「ごめん。今は1人になりたい」





そう言うと部屋を出ていった和樹