『詩...大丈夫?』
 
静里香が心配そうに尋ねてくる。
 
『うん...ねぇ...わたし先輩から何も聞いてない。』
 
わたしは淋しそうに答えた。

 
『先輩.きっと詩に迷惑かけたくなかったんぢゃないの?』
 
『..........。』
 
きっとそうだ!!と自分に言い聞かせた。
 
『詩ちゃん.愛されてるねぇ〜千恵も彼氏欲しい!!!』
 
千恵が羨ましそうに言った。
 
『千恵みたいなおこちゃまはまだまだ先かもね。』
 
静里香が笑いながら言った。
 
『う〜わ.ひどっ。詩もおこちゃまぢゃん!!!』
 
『わたし.おこちゃまぢゃないもんね〜♪』
 
舌を出しながら答える詩。