君 想 い

 
『はっきり言って.隼人と詩ちゃんは釣りあわないんだよ。それに.また美晴ちゃんみたいな思いさせるの。』
 
俺は無意識のうちに裕弥を殴っていた。
 
『いってぇな。俺も好きだったんだよ。初めて会ったときから。だから隼人には負けたくないんだ。』
 
『詩は俺の彼女だ。』
 
ただそれしか言えなかった。
 
そういや.詩俺に好きって言ったけ...
 
詩からメールしてきたっけ...
 
 
そのときふと詩の寝言を思い出した。
 
あいつやっぱり裕弥のことが...