ガラガラガラガラ
 
『隼...人』
 
裕弥は少し驚いている。
 
『ちょっと話しねぇか?』
 
『あっ...あぁ。』
 
『五十嵐先輩.わたし帰ります。』
 
一人の地味そうな女子が言った。
 
『あぁ。今日はお疲れ.奥さん。』
 
『はい.さようなら。』
 
そう言って奥さんは帰っていった。
 
『誰?今の』
 
俺はソファーに腰掛けながら問いかける。
 
『書記の子だよ。すっごい真面目。はっきり言ってしんどい。』
 
裕弥がため息をつきながらいった。
 
『おっ.生徒会長も愚痴言うんだ〜』
 
『当たりまえだろ。』
 
俺たちはしばらく他愛のない会話をした。