家から少しはなれた場所に森があり、中に入ると小さな神社がある。お母さんが言うには、森の神様がいるみたい。だけど私たちはそこが、唯一の遊び場だった。
「ちさちゃんお待たせー」
「みきちゃん遅いー」
私は、香取ちさ。小学5年生。私の次に来たのが隣の家に住んでる佐藤みきちゃん。
「お前ら来るの早くね?」
次に来たのが後藤ゆうき、同じクラス。
「おーい、みんな~おまたせー」
次に来たのが山田こうた。食いしん坊。みきちゃんと同じクラス。
「皆さまお待たせ」
最後に来たのは西園寺れいちゃん。家がお金持ちで私と同じクラス。この5人でいつもこの神社に集まって遊んでいる。
今日もいつも通りに五人と一緒に神社で遊んでいた。そんな時れいちゃんが突然、タイムカプセルを埋めたいと言い始めた。
「タイムカプセル?突然どうしたの?」
私は、不思議と思いれいちゃんに尋ねた。
「私ね、もう少しで遠く引っ越しちゃうの」
れいちゃんの一言で皆驚く。
「引っ越すって本当なの?」
「うん。お父さんの仕事の都合でね。」
れいちゃんが引っ越すってことを聞き戸惑う皆。するとゆうきくんが口を開き、
「よし!わかった。タイムカプセル埋めよう」
「うん、そうだね。」
ゆうきくんの言葉に皆賛成して急いで家に帰りタイムカプセルの準備をした。
「これでおっけーだな。」
「うん」
全員タイムカプセルに手紙やおもちゃを入れてその後、神社の近くにある大きい松ノ木の下に埋めた。
「これでいつかまた、皆で掘ろう」
ゆうきくんが皆に言うとそれに続いて
「おー」
と、叫ぶ。その後はいつも通りに皆で遊び17時のチャイムが鳴ると皆、一斉に家へと帰った。それが最後、皆揃ってる日だった。
あれから暫く経ってれいちゃんは言った通りに引っ越ししてしまった。ゆうきくんが
「西園寺がまた帰ってくるまで神社で遊ぶのは辞めよう。あそこは全員の秘密の場所だからな」
そう言うと皆も賛成してあれから神社には行かなかった。少し寂しかったけど、またいつかあの神社で皆と一緒に遊べると思うと楽しみの方がおおきかった。だけど…
その2年後、れいちゃんが学校の帰り誘拐犯に連れ去られた。犯人の目的は、金だった。れいちゃんの両親は急いで警察に連絡してれいちゃんの救出の作戦をしていた。れいちゃんの父親は
「れいが帰ってくるなら金はいくらでも出す」
と、言っていた。だけど警察はそれを許可をしなかった。理由は、お金を渡したら犯人の思う壺だと…。警察はれいちゃんの救出するよりも犯人を逮捕することを優先していた。それから3ヶ月が経ちれいちゃんの家に小さな小包が送られた。両親はゆっくりと箱を開けた。中身は想像絶するものだった。
「ーーっ!うわぁぁぁーーー!!!」
「きゃぁぁぁーーーー!!」
そこには、新聞に包まれている小さな耳が入っていた。大きさそしてこのタイミング。すぐにれいちゃんのものだと両親は確信した。警察は念のため鑑識にまわした。結界、れいちゃんの右耳だと判断された。そしてまた3ヶ月後、れいちゃんの家に小さい箱が送られた。左耳が入っていた。結果は勿論、れいちゃんの物だった。それから毎3ヶ月経つとれいちゃんのからだの一部が送られる。れいちゃんの両親はもう絶望していた。警察もこんな失態を侵しこの事件の担当の皆は外された。
次の担当の方は全力を尽くして犯人の手がかりを探した。すると箱の中に1本の髪の毛を発見しそれはれいちゃんの物では、なかった。すると警察は犯人しかいないと判断しすぐに捜査を行った。それから数ヵ月が経ち犯人は逮捕された。しかもその犯人は以前この事件を担当していた警察の一人の弟だった。二人はぐるであり、警察の情報を犯人に流していた。
警察は犯人自宅に行きあるものを探していた。それは…
「おい、あったぞ。これが最後だな」
警察達はそれを持ちれいちゃんの両親に渡した。二人は泣きながら地面に崩れ落ち涙を流す。れいちゃんの右腕が入っている箱を抱き締めながら…。
それから数日が経ち、元々病気持ちだったれいちゃんの母親は、れいちゃんを追っかけるかのように病院のベッドで静かに息を引き取った。父親は、家を払い会社の団地に住むことになった。そして今でもれいちゃんと妻を思いながら密かに暮らしているようだ。
「ちさちゃんお待たせー」
「みきちゃん遅いー」
私は、香取ちさ。小学5年生。私の次に来たのが隣の家に住んでる佐藤みきちゃん。
「お前ら来るの早くね?」
次に来たのが後藤ゆうき、同じクラス。
「おーい、みんな~おまたせー」
次に来たのが山田こうた。食いしん坊。みきちゃんと同じクラス。
「皆さまお待たせ」
最後に来たのは西園寺れいちゃん。家がお金持ちで私と同じクラス。この5人でいつもこの神社に集まって遊んでいる。
今日もいつも通りに五人と一緒に神社で遊んでいた。そんな時れいちゃんが突然、タイムカプセルを埋めたいと言い始めた。
「タイムカプセル?突然どうしたの?」
私は、不思議と思いれいちゃんに尋ねた。
「私ね、もう少しで遠く引っ越しちゃうの」
れいちゃんの一言で皆驚く。
「引っ越すって本当なの?」
「うん。お父さんの仕事の都合でね。」
れいちゃんが引っ越すってことを聞き戸惑う皆。するとゆうきくんが口を開き、
「よし!わかった。タイムカプセル埋めよう」
「うん、そうだね。」
ゆうきくんの言葉に皆賛成して急いで家に帰りタイムカプセルの準備をした。
「これでおっけーだな。」
「うん」
全員タイムカプセルに手紙やおもちゃを入れてその後、神社の近くにある大きい松ノ木の下に埋めた。
「これでいつかまた、皆で掘ろう」
ゆうきくんが皆に言うとそれに続いて
「おー」
と、叫ぶ。その後はいつも通りに皆で遊び17時のチャイムが鳴ると皆、一斉に家へと帰った。それが最後、皆揃ってる日だった。
あれから暫く経ってれいちゃんは言った通りに引っ越ししてしまった。ゆうきくんが
「西園寺がまた帰ってくるまで神社で遊ぶのは辞めよう。あそこは全員の秘密の場所だからな」
そう言うと皆も賛成してあれから神社には行かなかった。少し寂しかったけど、またいつかあの神社で皆と一緒に遊べると思うと楽しみの方がおおきかった。だけど…
その2年後、れいちゃんが学校の帰り誘拐犯に連れ去られた。犯人の目的は、金だった。れいちゃんの両親は急いで警察に連絡してれいちゃんの救出の作戦をしていた。れいちゃんの父親は
「れいが帰ってくるなら金はいくらでも出す」
と、言っていた。だけど警察はそれを許可をしなかった。理由は、お金を渡したら犯人の思う壺だと…。警察はれいちゃんの救出するよりも犯人を逮捕することを優先していた。それから3ヶ月が経ちれいちゃんの家に小さな小包が送られた。両親はゆっくりと箱を開けた。中身は想像絶するものだった。
「ーーっ!うわぁぁぁーーー!!!」
「きゃぁぁぁーーーー!!」
そこには、新聞に包まれている小さな耳が入っていた。大きさそしてこのタイミング。すぐにれいちゃんのものだと両親は確信した。警察は念のため鑑識にまわした。結界、れいちゃんの右耳だと判断された。そしてまた3ヶ月後、れいちゃんの家に小さい箱が送られた。左耳が入っていた。結果は勿論、れいちゃんの物だった。それから毎3ヶ月経つとれいちゃんのからだの一部が送られる。れいちゃんの両親はもう絶望していた。警察もこんな失態を侵しこの事件の担当の皆は外された。
次の担当の方は全力を尽くして犯人の手がかりを探した。すると箱の中に1本の髪の毛を発見しそれはれいちゃんの物では、なかった。すると警察は犯人しかいないと判断しすぐに捜査を行った。それから数ヵ月が経ち犯人は逮捕された。しかもその犯人は以前この事件を担当していた警察の一人の弟だった。二人はぐるであり、警察の情報を犯人に流していた。
警察は犯人自宅に行きあるものを探していた。それは…
「おい、あったぞ。これが最後だな」
警察達はそれを持ちれいちゃんの両親に渡した。二人は泣きながら地面に崩れ落ち涙を流す。れいちゃんの右腕が入っている箱を抱き締めながら…。
それから数日が経ち、元々病気持ちだったれいちゃんの母親は、れいちゃんを追っかけるかのように病院のベッドで静かに息を引き取った。父親は、家を払い会社の団地に住むことになった。そして今でもれいちゃんと妻を思いながら密かに暮らしているようだ。