「熱っ」
涙目になって何とか口の中の熱を逃がそうとしている。
その必死さが可愛らしいが、さすがに何もしないのは申し訳ない。
「ほら飲み物」
「ん!んん・・・!!!」
慌ててさっき買ったりんごジュースを差し出すと直ぐに受け取って飲み干した。
「う、うん。・・・ありがと」
「いやごめん。まだ早かったか」
「だっ、大丈夫。火傷はしてない・・・はず」
恥ずかしそうに取り繕うとしている一華。
俺に見られないように手の平を突き出してきたが、手が小さくて意味を生していない。
ゆっくり呼吸を整えたようだが、まだ頬は紅潮していた。
「焦らなくていいからな」
「うん・・・」
そこで会話は途切れ、残ったたこ焼きを食べる。
ゆっくりと時間が流れた。
その時間を堪能していると、背後で弾ける音がした。
弾けたそれは綺麗な光とともにパラパラと消えていった。



