恐る恐るスマホの画面を見る。

全身に衝撃が走り、スマホを2度見した。

どうせ和哉が何か送りつけてきたのだろうと思ったが、全然違う。

その送り主と送られてきた内容が嬉しくて、何も飲んでいないのに噎せてしまった。


〖飛奈ちゃんが家まで送ってくれたから全然大丈夫だったよ〗
〖心配してくれてありがとう!〗


自然と頬が緩む。

これは何て返信するのが正解なのだろうか。いや体調が悪くて寝ているのかもしれない。

だとしたら何も言わない方が良い。

だからといってこのまま既読を付けて終わって不自然ではないか。

どうしよう。

こんなにも悩むとは思っていなかった。

〖どういたしまして〗とか?

いや硬すぎるような・・・。

色々なサイトを調べてもあまりいい結果は得られず、最終的に〖ならよかった〗というので落ち着いた。

既読をつけてから返信までにかなり時間がかかったが、一華には気づかれていないだろう。多分。