キャーーーーーーーーー!!!!


全部の授業が終わって帰ろうとした時に廊下から女子達の叫びが聞こえた



「なになにうるさいんだけどーー」



そうやって少しプンプンしながら言う結楓


「何があったの?」


「あーー多分あれじゃない??」


美結の指さした方を見ると


「ウッ、八神 樹良じゃねぇか」


八神君を見てるとパチッと目が合った





そのまま逸らした


「おい、帰るぞ」


一体何故だ

さっきまでドアの方にいた八神君が教室の中にいる私の前にいる


「いや、え?」

「帰るって言ってんだろ聞こえねぇのかよ」

「なんで一緒に帰るの」

「同じ家に向かうから」

今のセリフを誰にも聞こえないように私の耳元で囁く八神君


「まぁ、拒否権はない。」

「早く来い」