絶対にそうだ、間違いない。



私のことをあんな親しげに香織って呼び捨てするのは家族だけだもん。


でもなんでお父さんが…?


それに…私に何を言ってないの…?


疑問が沢山浮かび、頭が爆発しそうになっていると、お母さんの声が聞こえた。


「あの子は圭(お兄ちゃんの名前)よりもずっと学校を気に入ってるの。」