みんなと話題の曲の話をしていると、親友の楓が教室へとやってきた。


「おはよう!楓!」


「わっびっくりした。おはよっ香織。」


楓に1番最初に挨拶するのは私。


それだけは譲れなかった。


楓と私は家が逆方面で、一緒に登下校するのは不可能。


だからせめて、学校の時は近くにいたい。


「ねー香織、7月29日は誰の誕生日?」


「楓の誕生日でしょ。忘れるわけないじゃん。」


「ふふっ香織だいすき!」