「〜〜〜っ!!今日もかよ!!」
何度俺は後悔しただろう。
何で。
何で、俺は!!
「先輩にあんな態度しかとれねーんだよ!!」
バカだ!!普通にバカだ!!
しかも!
今日!
いいとこまでいったのに!!
「うわぁーーーーーーーーっっ!!」
「うるさい。静かにしてよ。利穏!」
「あ、姉貴……。」
リビングのソファーに寝転びながら叫んでたら、
よほどうるさかったのか姉貴が来た。
「何?どーせ、また沙羅にイヤミでも言ったんでしょ?」
「んぐっ……。」
否定してーけどできねー……。
もう少しで押せそうだったのに加えて俺を落ち込ませている原因だったからである。
「図星か……。プッ。」
「笑うなよ姉貴!
いいよなー、姉貴は!
あのセンパイの可愛い声で『笑実ちゃん』って呼ばれててよ!
俺も可愛くそんな風に呼ばれたい!!」
「うわー、その言葉、そっくりそのままあの子に聞かせたいわー。
絶対に気がついてないわよ?
それにそれは利穏の自業自得ってやつでしょ?
あんな風に言われて嫌われてない方が奇跡よ。」
「それは……。そうだけど。」
そんなことは自分でも分かっていた。
けど……!
どうしても素直に態度として現せられない!!
「我が弟ながら情けない。
そんなんじゃ、いつか取られちゃうわよ?
まったくモテないっていうわけじゃないし、
むしろモテる方よ、沙羅は。
可愛いし、性格もいいし。」
「……分かってるよ。」
分かっている。
このままじゃいけない。
誰かに取られる前に奪わなくては。
そんなことは……!分かってる……!!
でも、ダメなんだ!
先輩の前に行くとキツい言い方になってしまう。
なんで素直になれないのだろうか。
答えは出てる。
でも、それでも、実践できないんだ!!
何度俺は後悔しただろう。
何で。
何で、俺は!!
「先輩にあんな態度しかとれねーんだよ!!」
バカだ!!普通にバカだ!!
しかも!
今日!
いいとこまでいったのに!!
「うわぁーーーーーーーーっっ!!」
「うるさい。静かにしてよ。利穏!」
「あ、姉貴……。」
リビングのソファーに寝転びながら叫んでたら、
よほどうるさかったのか姉貴が来た。
「何?どーせ、また沙羅にイヤミでも言ったんでしょ?」
「んぐっ……。」
否定してーけどできねー……。
もう少しで押せそうだったのに加えて俺を落ち込ませている原因だったからである。
「図星か……。プッ。」
「笑うなよ姉貴!
いいよなー、姉貴は!
あのセンパイの可愛い声で『笑実ちゃん』って呼ばれててよ!
俺も可愛くそんな風に呼ばれたい!!」
「うわー、その言葉、そっくりそのままあの子に聞かせたいわー。
絶対に気がついてないわよ?
それにそれは利穏の自業自得ってやつでしょ?
あんな風に言われて嫌われてない方が奇跡よ。」
「それは……。そうだけど。」
そんなことは自分でも分かっていた。
けど……!
どうしても素直に態度として現せられない!!
「我が弟ながら情けない。
そんなんじゃ、いつか取られちゃうわよ?
まったくモテないっていうわけじゃないし、
むしろモテる方よ、沙羅は。
可愛いし、性格もいいし。」
「……分かってるよ。」
分かっている。
このままじゃいけない。
誰かに取られる前に奪わなくては。
そんなことは……!分かってる……!!
でも、ダメなんだ!
先輩の前に行くとキツい言い方になってしまう。
なんで素直になれないのだろうか。
答えは出てる。
でも、それでも、実践できないんだ!!