「センパイのこと、からかったり、いじったり。

 サイテーだってホントは気が付いているんです。

 ホントは俺、先輩に……。」


それだけ言うと利穏くんの吐息を感じた。


利穏くんがグッと顔を近づけてきたのだ。



先輩に?

何でこんなに近いの?

もしかして……?

利穏くん……。

私のこと。













……バカだって言いたいんじゃ!?