夜明けの光をあつめながら

そうやって、結局はどこを振り返ってみても『誰かに支えられて来た』私の人生。

でもそんな『私の人生』を思い出しても、『警察官』と名乗る人物は居なかった。
私の記憶上、『年上の男の人と仲良くした記憶』はないし。

・・・だとしたら、彼は誰なんだろう。
それだけが気になって、少し『嫌な予感』がして、私はあまり眠れなかった。
隣で眠るおばあちゃんの横顔を見ながら、私はずっと考えていた。

・・・・まあでも、考えたって、結局『答え』は出なかったけど。