夜明けの光をあつめながら

周囲を見渡しても、ここには人はいない。
こんなにも『綺麗な世界』なのに、ここには私だけ。

本当にこの街の住人は、この『星がふる世界』を知らないようだ。
『なんだかもったいない』って思う自分がいるけど、『逆によかった』って思う自分もいる。

だって、『こんな素晴らしい世界を知っているのは私だけ』って知ったら、なんだかすごく『得をした気分』だし。
なんだか『私だけの世界』って感じがするし。

・・・って、私は何を思っているんだろう。

まあでも、そんなことはどうでもいっか。
ここなら多少、『変なこと』を考えても許される気がするし。

何より今は、この『星達』を見て癒されたい。
最近ここに来れなかったし。

ちょっと『辛いこと』が続いていたし・・・。
おばあちゃんも、『最悪な状況』だし・・・。