「ほんっとカッコいいよね~」
「一年生とは思えないくらい背も高いし」
「夏の大会では一年生だけどレギュラーになれるかもしれないって話だよ」
「すごーい!さすが~」
口々に言って騒いでいる。
そしてちょっと気になる話をしだした。
「ねぇ、王子ってさ。小学校ではつきあってる子がいたって話だけど、今は彼女いないんだよねぇ?」
そう言ってふわふわの髪をゆらすのは森さんだ。校則で学校でのお化粧は禁止だけど、こっそりピンク色のリップをしてる。
一方で、森さんの言葉に私の胸はどきりと音を立てた。
「うん、それは確かだよ。入学してからすでに何人もの女の子に告白されてるんだけど、みんな断られてるんだって」
女の子たちの一人が森さんの質問に答える。そしてみんなを見回した。
「一年の橋本さんっていう子知ってる?」
「あの、キッズモデルしてたって子でしょ?ちょっと生意気だよね」
「そう、その橋本さんもふられたうちの一人なんだけど、その時なんでつきあえないのかってしつこく王子に聞いたらしいよ」
ひょえ~強気~と誰かが言った。
橋本さんはモデルをやってるっていうすごくかわいい一年生で入学してきたとき、悠馬と同じくらい話題になった子だ。
「私がダメなら誰ならいいのよ!みたいな感じで問いつめたらしいよ!」
きゃー生意気~とまた声が上がった。
「そしたら王子なんて言ったと思う?…なんと、好きな人がいるからダメなんだって言ったんだって!!」
えー!?と声が上がって、教室の反対側の男子からうるせー!とクレームが入る。でも森さん達のグループはそんなことは全然気にならないみたいで、きゃあきゃあと話を続けた。
「好きな人いるのかぁ」
「一年生とは思えないくらい背も高いし」
「夏の大会では一年生だけどレギュラーになれるかもしれないって話だよ」
「すごーい!さすが~」
口々に言って騒いでいる。
そしてちょっと気になる話をしだした。
「ねぇ、王子ってさ。小学校ではつきあってる子がいたって話だけど、今は彼女いないんだよねぇ?」
そう言ってふわふわの髪をゆらすのは森さんだ。校則で学校でのお化粧は禁止だけど、こっそりピンク色のリップをしてる。
一方で、森さんの言葉に私の胸はどきりと音を立てた。
「うん、それは確かだよ。入学してからすでに何人もの女の子に告白されてるんだけど、みんな断られてるんだって」
女の子たちの一人が森さんの質問に答える。そしてみんなを見回した。
「一年の橋本さんっていう子知ってる?」
「あの、キッズモデルしてたって子でしょ?ちょっと生意気だよね」
「そう、その橋本さんもふられたうちの一人なんだけど、その時なんでつきあえないのかってしつこく王子に聞いたらしいよ」
ひょえ~強気~と誰かが言った。
橋本さんはモデルをやってるっていうすごくかわいい一年生で入学してきたとき、悠馬と同じくらい話題になった子だ。
「私がダメなら誰ならいいのよ!みたいな感じで問いつめたらしいよ!」
きゃー生意気~とまた声が上がった。
「そしたら王子なんて言ったと思う?…なんと、好きな人がいるからダメなんだって言ったんだって!!」
えー!?と声が上がって、教室の反対側の男子からうるせー!とクレームが入る。でも森さん達のグループはそんなことは全然気にならないみたいで、きゃあきゃあと話を続けた。
「好きな人いるのかぁ」


