ガー…ガー…ガー… リョーちゃんの指先が私に優しく触る 「イト…………」 ガー…ガー… 「ん?なに?」 「聞こえなかったなら、いいや… 前向いてて…」 リョーちゃんに言われて また前を向いた 早くリョーちゃんと向き合いたい さっきは泣いてたし まだちゃんとリョーちゃんを見てない それから… 言わなきゃ 飛行機のチケット取ること