ロミオは、愛を奏でる。


リョーちゃんにすぐ電話した



「イト?」



「リョーちゃん、寝てた?
起こして、ごめん」



「寝れなかった

イトのこと考えてた」



「私のこと?」



「うん…

好きだな…って
かわいいな…って
会いたいな…って
抱きしめたいな…って」



ドキン…



「嬉しい」



私も会いたいよ

抱きしめてほしいよ



「リョーちゃん、ピアスも嬉しかった
ありがとう」



「うん、直接渡せなくて、ごめん」



「今度会った時、リョーちゃんつけて!」



「うん」



今度…



「リョーちゃん
今度って…いつ?」



「今度…んー…
まだ来たばっかりだから目処つかない
ごめん…」



リョーちゃんを困らせることを言った