ロミオは、愛を奏でる。


イトをソファーに運んだ



小さくて華奢な身体



ビールなんか飲めるようになって

あの時からずっと大人になってる



当たり前か…

いつまでもあの時のイトじゃない



オレは

イトが「好きだよ」って言ってくれた

あの時よりも

どんどんイトを好きになってる



嫌いになんてならないよ

きっとこれからも



甘い匂いに混ざって

まだあの人のタバコの匂いがした



「イト…不倫なんてするなよ…」