胸きゅん短編集




「ーーーーおいっ!ーーーーー」


突然、掴まれていない方の手を強く引っ張られ、誰かに抱きかかえられた。



「…っか…けるっ…。」


名前を呼べば、さっきより強く抱きしめられた。


「ちっ…彼氏持ちかよ。」


「いこーぜー。」


そう言って、少し駆け足でナンパ男は去っていった。




「ーーーーばかかよ!!ーーーー」