「ごめんごめん!クラス制度については
結構有名なはずなんだけど...
じゃあなんでこの学校を選んだの?」

「街中を歩いてると、よくここの生徒を見かけたんですけど制服が可愛くて...」

私がそう言うと彼らはまた笑う

「そっかそっか!なるほど〜」

こんな理由で入学してきたら
そりゃ誰だって笑うだろう
...でも笑いすぎじゃないですか!?

そんなことを考えてると、さっき話しかけてくれたもう1人の子が

「そういえば俺たち自己紹介してなかったね!
俺は2年の條森優希(じょうもりゆうき)!」

「俺も2年の春樹(はるき)
俺らは双子だけど二卵生だから
区別しやすいかも」

二卵生って本当に顔が似てないんだなぁ
なんてことに驚いてたけど、もう1人が
自己紹介してくれないようで...

「...」

「あ、気にしないで!
こいつ無口なだけだから普段優しいし!
こいつは天牙 翔(あまがかける)だよ
煌雅と同じ苗字だけど別人だって〜」