こんな私でも貴方に愛されますか?

『大村です。店長いますか?』

私が歩き出したら

『すみません 今日休みます。』

さぼりか・・・・・

『就職活動も始まったのですみませんけど
今月一杯で辞めたいんですよね。』

知らんわ・・・・・
私が悪いわけじゃないんだもん。
もとはと言えば 瑛人が勝手に私を
彼女にしたからだもん。


最高に気分が悪い日になった。


おまけに今日は瑛人は休みだし・・・・・


「おつかれさまです。」

「お おつかれ~~」
店長は能天気に 調理場から顔を出した。

「わ~~どうしたの!?」

他のバイトの女子たちが集まって来た。

「え?何?」

「マナ すごいイメチェンしてるよ~~。」

そうだった。

「カラーしたの?
すごい思い切ったんじゃない?」

女子軍団は私の心境の変化に興味津々

瑛人の彼女問題だって
私のイメチェンだって

私が望んだことじゃないんだけど。


でも人に褒められるのは
悪い気はしないものだった。

特に見た目なんて褒められた事なんてなかったから
みんなが私を見る目が

なんだかとてもくすぐったい。

瑛人がいたらな・・・・・。

もっといいところ見てもらえるのに。

店長が笑顔で近づいてきた。

「恋でもしてるんですか?マナさん。」

嫌味臭い言い方だけど・・・・

してるよ
恋してるの 店長・・・・・・

知らないでしょ。

「はい 恋してるんです。」

ノリで言ったらみんなが
どっと沸いた。

「マジ?」

「嘘だよ 嘘だって~~~~。」

一生懸命に取り消そうとしてる私に
笑いながら店長は去っていった。

「ちっ・・・・。」


私が恋してるってそんな驚くことかな。


訪れる常連さんにも驚かれた。
そんな私変わったのかな・・・・・

もしかしたら変われるのかな・・・・・。

本当の心をもっともっと
知ってもらいたい。