こんな私でも貴方に愛されますか?

店長は何も言わず黙って話を聞いていた。

じいちゃんしか知らない私の
ひがみや嫌なところ

なぜか店長には言える安心感は
きっとこの人のまえで格好つけなくていいから

そしてきっと私は
店長を信頼してるからだ。

「すっきりしたか?」

「はい すみません
調子にのってしゃべり過ぎました。

「大丈夫 今日は俺の用事のお礼の日だから。」

「店長優しすぎです。
早く落ち着いて欲しいです。」

「落ち着く?」

「千夏さんが言ってたから。」

店長が笑った。

「ああ そういう事ね。
ん~~まだ落ち着けないんだよな。
きっといつかは落ち着くのか・・・・
ダメなのかは まだわからないな。」

店長の女癖はなかなか治らないのか。

私にもこんなに優しいから
きっとこの優しさに救われてる女の人は
たくさんいるだろうし

絶対好きになるだろう。

でも店長は一人の人では
我慢ならないそんなタイプなんだ。

違う意味で店長を好きじゃなくてよかった。

人間的には好きだけど
こんな誰にでも 優しい人が彼なら心配すぎる。

「さて送るよ。」

「大丈夫です。
地下鉄近いし・・・・まだこんな時間だし。」

「そうか じゃ俺このまま店行くわ。」

「働きますね~。」

「店好きだしね。」

伝票を持って店長が立った。

「じゃ またロビンに頼むから
当日はまた今日のとこで待ち合わせしよ。
その時この洋服とアクセサリーつけて来て。」

「はい。」

「じゃあ いろいろ悪いけど
よろしく頼むね。
帰り荷物になるけど。」

そう言うと紙袋を私に渡した。

「力になれるように努力します。
今日はありがとうございました。」

店長を見送って私も店を出る。

こんな可愛くなった日にこのまま帰るのか
勿体ないな。

瑛人・・・・・
連絡してみようかな。

自分にちょっと自信がついたって
すごい積極的な動きできるものだなって思った。