こんな私でも貴方に愛されますか?

「はい 開けていいです。」

「失礼します。」

カーテンが開いたら千夏さんが
明るい顔で笑った。

「わ~~思った通りよく似合うわ。
マナさんはどう思う?」

「私 こんなの着た事ないから
似合いますか?」

「うん すごい可愛いわ。
じゃあブーツはいて 出てきたらコート
羽織ってみましょう。」


ブーツはヒールが高くて
少し不安になった。

「上手に歩けるかな・・・・・
こんな靴はいた事ないから。」

「大丈夫よ
マサールちゃんとエスコートするでしょ?」

マサール・・・・・
ロビンさんと同じ呼び方だ。

「うん すごい似合うよ。
これに決めていいか?」

「いいんですか?」
私は値札を見てびっくりした。

「これ めっちゃ高いですよ!」

「これは今回のお礼だから心配すんな。」

にしても・・・・

「あとこれはイヤリングとネックレス。」
千夏さんはそう言うとつけてくれた。

「それからこのバック・・・・・。」

「商売上手だな。」

「コーディネートが仕事ですからね。
うんと高いの買ってもらって大丈夫よ。
足りないくらい働かされるかもよ。」

そう言うと千夏さんはクスクス笑った。

「怖がらせるなよ。」

「あ ごめんなさい。」
肩をつぼめて 店長を見た千夏さんが
一瞬あざとく見えた。


何かやなんだけど・・・・・。
別にいいのに 何か 何とも言えない気持ち。


それにしても今 鏡の中にいる私は
朝の私とは別人だった。

こんな可愛くできた日は
瑛人に会いたかったな・・・・・・。

なんて思ったりして。
きっと驚くだろうな・・・・・・
驚いて 女の子って思ってくれるかな。

私がそんな事を考えてる間に
店長が会計をしてた。

合計金額10万近く・・・・・
嘘みたいな買い物だ。