こんな私でも貴方に愛されますか?

ロビンと話しながら少し心が
軽くなった気がした。
多分 隠していた毒が出てしまったから。

その間にもロビンの手さばきは
私の髪の毛を進化させていく。
出来上がりに期待はしてないけど
生れて初めてカラーとパーマをしてる。

こっちの意向は全く言ってないけど

その間も店長はすっかり眠りに入っている。

「マサール疲れてんだろな。
アイツもいろいろ背負ってるからな。
ハゲそうだ・・・・・笑える。」

ハゲた店長を想像したのか
ロビンが一人で笑った。

「友達なのにひどいですね。
店長ハゲさせて・・・ふふふ・・・」

そう言いながら私も想像しておかしくなった。

「ハゲたとしてもこいつは堂々と生きてくな。」

堂々と生きていく・・・・・

「昔から 自分の可能性とか
めっちゃ信じて生きてるから
ある意味 かっこいいんだよね。」

普段の店長しか知らないから・・・・
私は曖昧に相槌をした。

「だからさ マナにこの大役を頼んだって事は
信頼してるって事だから
その日だけでいいから素直に
任務遂行してあげて欲しいんだ。」

なんだかわからないけど
ロビンって人が友達思いなのはよくわかる。

「私も店長にはバイトしてから
お世話になってるのでなんだかわからないけど
とりあえず店長のいいように
働きます。」

「ありがと。頼むよ。
バックアップはするからさ。」

いろいろ腑に落ちないけども・・・・

「さて シャンプーして仕上げだな。
うたた寝してる間に魔法かけるとするか。」

他人に頭を洗ってもらう
気持ちいいとこロビンはわかってるみたいで
そこかゆいって思ったら
その指はちゃんとそこを刺激してくれる。

美容室も悪くないな・・・・・
お金かからないからなおのことだけど・・・。

「はい お疲れ様。」

柔らかくてフワフワのタオルで
頭を包まれて眠くなってきた。