こんな私でも貴方に愛されますか?

かぶっていたニット帽を雑に
引き抜いた。

ボサボサの髪の毛が落ちてきたらロビンが

「女?」と言った。

ふん!!私は横を向く。

「マーサルこの子で大丈夫なのか?
見た目の矯正より心の矯正の方が難しい。」

いちいち癇に障る。
もう私の持ってる愛嬌すら隠されてしまってる。
戦闘モードに入った。

「何がわかるんですか?
心理学者でもないのに。」

「俺たち何千人もの人たちの綺麗になりたい
その願いを叶える仕事だからね・・・・
たくさんの人を知ってるんだ。
マナは自分でなろうとも思ってないのに
綺麗になれないと思い込んでる。」

ヤバい 核心を突かれてしまった。

「まずは心の矯正をしないと・・・・・。」

「いいんです。
今までこうやって笑ってやり過ごして
自分がいるので
今はその愛嬌すらも出てこないけど。」

心の中を裸にされていくようで私は必死になって
強気で立ち向かう。

愛嬌さえ失った本当の自分は
救いようのないブスな顔で鏡の中で 
小鼻を広げてる。

店長にも知られてしまうけど
もうこのロビンって人にはお見通しだから

「見た目の矯正はプロとして
お任せあれだけど心の方は・・・・・・
きっと恋でもしたら治るかね?」

嘘だ 恋したとこで治るわけない・・・・・・
恋したからきっと
私の心の中で隠してきた
いじけた気持ちが目を覚ましたんだ。

「恋なんてしません。」

「これは重症患者だぞ。
来週大丈夫なのか?
おまえの作戦 俺ダメな気がする。
もっと違うできる子探した方が・・・・・」

言いかけたロビンに店長が

「いいんだ~俺はマナだから
お願いしたいんだ。」

「いったい何の話なんです?」

「うにゃ いいのさ。
とにかくロビンの腕信じてるから・・・・。」

あくびして背中を向けてしまった。

店長・・・・何考えてるの?

作戦って?
何させるつもりだ?