店長の後ろをついて歩くのは
大変だった。
大股で速足だし 雪道はあんまり慣れてないのに
優しくないんだな店長は・・・・。
疲れて歩くスピードをゆるめた瞬間
思いっきりこけた。
今年初転びだった。
「いたた・・・・・。」
「大丈夫か?」
やっと店長が戻って来た。
「店長が・・・店長が悪いんですから。」
「なんで?」
「歩くの速すぎて・・・・・」
ふわっと抱き上げられた。
「ごめん ごめん
俺 足長いの忘れてた~~~。」
高い高いされてる子供の目線で
店長と目が合った。
店長って優しい顔で笑うんだ・・・・・。
静かに地面に降ろされた。
「痛いか?」
「や・・・大丈夫です・・・。」
ちょっと照れた。
「配慮が足りなくて悪かったな。」
そう言うと私の手をとって自分の腕に回した。
「つかまって歩け。」
「いや それはちょっと・・・・・
だって腕組んで歩いてるみたいだから・・・・。」
「それはマナがそう思うだけで
きっと周りの人間は何とも思っちゃいないし
俺も本州育ちの雪道に馴れてない子をエスコート
してるだけだって思ってるから。」
いやいや だって・・・・・
「ちゃんとつかまって歩けよ。
その方が俺も置いていかなくていい。」
なんだか変な展開だったけど
得意じゃない雪道を大きな店長に
つかまることで安心して歩ける。
そのうち そんなことすっかり忘れて
バイトの話なんかしながら
全然普通に楽しく歩いていた。
店長のバカ話に 爆笑しながら
久々に笑ったなって 思った。
「それで私はどこへ行くんですか?」
「今日は今度付き合わせてしまうから
そのお礼を兼ねて 全て俺のおごりだから
マナは黙ってついてきてくれたらいいよ。」
そうなんだ・・・・・・
まぁそう言ってくれるなら・・・・・
これから起こる事は その予定の前準備だとは
知りもせずに・・・・・。
大変だった。
大股で速足だし 雪道はあんまり慣れてないのに
優しくないんだな店長は・・・・。
疲れて歩くスピードをゆるめた瞬間
思いっきりこけた。
今年初転びだった。
「いたた・・・・・。」
「大丈夫か?」
やっと店長が戻って来た。
「店長が・・・店長が悪いんですから。」
「なんで?」
「歩くの速すぎて・・・・・」
ふわっと抱き上げられた。
「ごめん ごめん
俺 足長いの忘れてた~~~。」
高い高いされてる子供の目線で
店長と目が合った。
店長って優しい顔で笑うんだ・・・・・。
静かに地面に降ろされた。
「痛いか?」
「や・・・大丈夫です・・・。」
ちょっと照れた。
「配慮が足りなくて悪かったな。」
そう言うと私の手をとって自分の腕に回した。
「つかまって歩け。」
「いや それはちょっと・・・・・
だって腕組んで歩いてるみたいだから・・・・。」
「それはマナがそう思うだけで
きっと周りの人間は何とも思っちゃいないし
俺も本州育ちの雪道に馴れてない子をエスコート
してるだけだって思ってるから。」
いやいや だって・・・・・
「ちゃんとつかまって歩けよ。
その方が俺も置いていかなくていい。」
なんだか変な展開だったけど
得意じゃない雪道を大きな店長に
つかまることで安心して歩ける。
そのうち そんなことすっかり忘れて
バイトの話なんかしながら
全然普通に楽しく歩いていた。
店長のバカ話に 爆笑しながら
久々に笑ったなって 思った。
「それで私はどこへ行くんですか?」
「今日は今度付き合わせてしまうから
そのお礼を兼ねて 全て俺のおごりだから
マナは黙ってついてきてくれたらいいよ。」
そうなんだ・・・・・・
まぁそう言ってくれるなら・・・・・
これから起こる事は その予定の前準備だとは
知りもせずに・・・・・。
