文学好きな私と先生

昨年の4月。
やっと入学だと思ったら。
前日に入学式の中止が決まった。

「は??」「なんで??」「無理。」

そんな記憶しかない。

皆と会えずに何も出来なかったこと、
苦痛でしか無かった。

5月中旬にどうにか、と分散がスタートして、
6月頭に入学式の代替行事が行われた。

「どんな先生がいるんだろ?」

どんな先生どころじゃない。
お前の人生を変えていく凄い先生が現れるぞ。

当時電話をよくしていた友達と話しながら
辺りの先生達を見回した。

へーあんな人もいるんだ、
そんな感じだったと思う。

最初はね。


舞台に上がる一眼を持った人。
私はふとこんな風に思った。

「中学にも記録用で一眼構えてる人いたな」
「どうせ様子を撮るだけだよ」
「それに感情もなにもない、ただのスナップ」

ただ、撮り方はプロだと思った。
父が馬鹿ほど写真をよく撮る。
その撮り方によく似てる。

「この人きっと既婚者だ。」

この時からなんとなく察してはいた。
撮り方が子供を撮る父親と言った感じだ。

一眼を外し、舞台から体育館を一望する彼。

その瞬間、何か心に刺さった。


『この人、タイプだ』


to be continued...