碧天の下で、純白の球、夏に泣く。




そうやって思ってしまう。




「御白‥。」

「なに?」


そんなことを考えていたら、
いつの間にか御白は泣き止んでいた。



ほんのり赤くなった頬と、潤んだ目。


「ご、ごめん、離れて‥!」





このままだと、
またおんなじことしそうだ‥!




「御白、お願い「やだ。このままがいい。」