嫌、だったかな? そう思ったけれど、 「いいよ、そのままで。」 「っ、あり‥ありがと‥っ!!」 彼女は、小刻みに震えて泣いていた。 いつ死ぬか分からない。 俺にとってはそれが怖い。 もしかしたら、明日、いなくなるかもしれない。 そんなふうに思ったらいけない。 けど、怖い。