俺が高校2年の夏。


その時には俺がもうエース番号をつけていて、
当然のように試合にも出て投げていた。




それは夏の大会の時も同じで。

先輩達の打線も好調だったから、
決勝戦まで行くことができた。



「あと1点取れるぞ!」

「保田、走れぇぇぇ!!!」


あの日も今日みたく、
俺たちのチームが1点リードしていた。


「いいぞ、いいぞ!」

「保田、保田ぁぁぁぁぁ!!」


でも、残り2回になった時、
俺の球に慣れた相手校が一斉に反撃をしてきた。