学校イチのモテ王子は、恋を知りたい



ぼん、と顔が赤くなる。


「わ、私が白川先輩よりかわいいわけないよ!?よく見て!?」

「見てるけど」

「私じゃなくて!白川先輩を見て!」

「さっき見たって。春田さんのほうがかわいい」


王子さまの視力はどこにいったのかな!?

真っ赤な顔で、ないないありえない、って首をぶんぶん振ると。


「照れてるかわいい」


水樹くんは私の左頬をつまんで言った。

パニックで泣きそう。


「だ、だめだってば!好きじゃない子にかわいいは、だめ!」

「でも本当にかわいいって思ったし」

「本当にかわいくないしだめ!」


強く言ったら、水樹くんは私の頬から手を離して言う。



「……春田さんは、俺のこと好きじゃないから変な期待とかしないし、学級崩壊も起こさないし。だったら言ってもよくない?」