大半がエフェドラと言っても、まじりっけなし100%というわけではないので、選りすぐりながら摘んでいきました。教えてもらったところによると、エフェドラは花の部分が薬になるそうです。しかしその花は小さく潰れやすいので、慎重に摘まなければいけません。
「くそう。こんな細かい作業だと、あっという間に陽が暮れちゃう」
 それこそ私が『おしまいDeath』になっちゃう。うっかり焦っちゃうけど、『ここは落ち着け、焦ってもいいことないぞ』と自分に言い聞かせながら、慎重に作業を進めていきました。
「野草花火っ! どーん、どーん。待ってろアスター。たくさん摘んで帰るからね」
 一人きりの寂しさと戦うため、訳のわからないギャグ(?)を言いつつ、頑張りました。