次の日…
杏奈:おはよ〜。
笹野:杏奈ちゃん!おはよ!
杏奈:凛花ちゃん。おはよ。
笹野:ちょっといいかな?
杏奈:ん?いいけど…。

廊下にて…
笹野:杏奈ちゃんと悠希君って、幼なじみ?
杏奈:うん、そうだよ。
笹野:仲良いのかな?
杏奈:もちろん!毎日一緒に帰るし、よくお
話したりするし、仲良しだよ。
笹野:ふ〜〜ん。あのさ、
杏奈:何?
笹野:悠希君に、近づかないでくんない?
杏奈:…へ?
笹野:私ね、悠希君のこと好きなの。
杏奈:そうなんだ。私も好きだよ、悠希のこ
こと。
笹野:は!?
杏奈:もちろん、幼なじみで親友だからね。
笹野:あ、そういうことね。
杏奈:だから、離れないよ?
笹野:あっそ。好きにすれば!

凛花ちゃんが悠希のこと好きだからって離れる訳ないじゃん!好きなら、『友達になって!』って言えばいいのに。