『光と闇の伝説〈巻の弍 ローザン編〉』

俺が一息つくとリヒトは
伸びをした。
(ほとんど歩き詰めだったからな。疲れてたんだよな。)

突然風がふき、風に舞っている砂が目に入らないように気を付けながら前を見た。


自分の目を疑った。

多くの人が銃を乱射し、

様々な武器を振り回していた。

町中は血塗られていた。

どこもかしこも

赤、赤、赤。

   ────あれは、

「戦争だっっっ!!」