「次の休み時間にも、ここに来て良いかしら」

「きみが、そうしたいなら、そうすると良い。ぼくは構わないよ」


わたしは、コッカ君の指に触れる。


「また後で来るわ」


わたしよりも低い温度が、ひどく痛かった。


「気を付けて行くんだよ」


あなたよりも高い温度が、ひどく哀しかった。