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「今度はここだよね?」
「ああ」
「振り出し地点に戻ってきた気分」
「毎回タイムリープは、ここからスタートだからな」
あたしと蓮が見上げていたのは小学校の校舎だった。
春音くんが指定した場所で、GPSもちゃんとここを差している。
車も校舎の脇に止めてあるし、春音くんとことりちゃん、それに犯人はこの中にいるってことで間違いないはず。
遠くに逃げられたら追いつけなかったから、近くで助かった。
ただ、全部の電気が消えていて真っ暗なの。
早朝の学校もちょっと不気味だったけど、やっぱり静かすぎる深夜の学校は一番恐いかも。
お化けが出そうで……。
「なの!」
「キャアッ!」
突然目の前に髪の長い女の子の霊が!
──って思ったら、
「リコちゃん!」
だった。
「夜中に遊ぶのは悪い子なの」
ええ! 遊んでると思われてる。
「違うよリコちゃん。もう救出作戦は始まってるのよ。作戦会議で話したでしょ」
「そうだったなの」


