「そ、そうなんですか?」
「あみ……、とちゅうで話にはいらないでくれよ。ややこしくなる」
「なんで、歌うでしょ」
「とにかく! ことり。歩いてれば春音も来ると思うから一緒に学校へ行こう」
「は、はい」
歩きだしたら蓮がことりちゃんに聞こえないように小さな声で内緒話をしてくる。
「クマ男、いなくなったな」
「え!?」
見てみると、大きな男の人は隠れていた電柱の影からいつのまにかいなくなってる。
「たぶん、あみが騒いだからだな」
「それって、あたしが追い払ったってこと?」
「まあ……、一応そうなるかな」
スゴイじゃないあたし!
ミッション1も2もあんまり活躍出来なかったけど、やっぱりやればできるのね。
「お~い。蓮、あみ、ことり」