「どうしよう。翼ちゃんにどうやって告白させよう」
タイプリープできる時間も一時間しかない。
あたしは知らず知らず頭脳担当の春人くんを拝んでいた。
すると、
「告白ができればいいんだよね。でも……う~ん……」
春音くんはなにか思いついたみたいだけど、ちょっと言い難いのか言うのを躊躇ってる。
「作戦ができたなら教えて」
「思いついたには思いついたんだけど、ちょっとハードかもしれないんだ」
「考えがあるなら言ってくれ。これを成功させないと、ことりを助けにいけないんだから」
「そうだよ、春音くん。あたしも蓮もがんばるよ」
──と言ってみたまではよかったんだけど……。
春人くんの作戦はハードを突き抜けてベリーハードも通り越してデンジャラスでした。
だって……。


