「すごいね。あみ、蓮。実はふたりとも頭が良いんじゃない? ──だけどそれは、ぼくにも、世界中の哲学者にだって謎が解けない永遠のテーマだからね。【たまごが先かにわとりが先か】ってやつ」
「ええ!? ますますさっぱりわかりませんよー!」
「頭がこんがらがってきたな……」
「いってらっしゃいなの」
リコちゃんがあたしたちに触れると、すぐに目の前がグルグルと回り出した。
春音くんの「とにかく頼んだよ」って声が遠くに聞こえる。
あたしは、一緒に飛んだ蓮の腕をしっかりと掴んだ。
そして、難しいことはよく分からないけど、やっぱりこのドキドキは病みつきになりそう。
そう密かに思うのでした。


